高断熱住宅に最適な窓の選び方|失敗しない断熱窓のポイントとは?

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🪟 高断熱住宅に最適な窓の選び方|失敗しない断熱窓のポイントとは?

「高断熱な家にしたいけど、窓の選び方がわからない…」
そんな疑問をお持ちの方へ。高断熱住宅において窓は断熱性能の要です。壁や床の断熱材を強化しても、窓の断熱性能が低ければ、熱の約6割が窓から逃げるといわれています。

この記事では、住宅性能を大きく左右する高断熱窓の選び方を、性能比較・素材別の特徴・おすすめの組み合わせなどを交えて解説します。


✅ なぜ窓の断熱性能が重要なのか?

住宅における熱の出入りの約50〜60%が「窓」からです。つまり、窓の断熱性を高めることで、冷暖房効率が格段に上がり、省エネ・光熱費削減・快適性向上にもつながります。

断熱性が高い窓のメリット:

  • 冷暖房費が年間2〜5万円削減可能(太陽光発電システム併用だとさらにすごいことになる場合あり)

  • 結露が起きにくくなり、カビ対策にも◎

  • 外気温の影響を受けにくくなり、体調管理がしやすい

  • 防音性能も自然と高まる


🪟 窓の断熱性能を構成する3つの要素

1. 窓ガラスの種類(単板/複層/トリプル)

種類 特徴 断熱性能の目安
単板ガラス 1枚ガラス。最も一般的で価格も安価
複層ガラス 2枚ガラス+中間層(Low-Eガスなど)
トリプルガラス 3枚ガラスで中間にガス封入。断熱性◎

ポイント:

  • 東北・北海道など寒冷地ではトリプルガラス一択

  • 関東以南ではLow-E複層ガラスで十分なケースも。


2. サッシの素材(アルミ/樹脂/複合)

素材 特徴 断熱性
アルミサッシ 安価で流通多いが、熱伝導率が高い
樹脂サッシ 熱を通しにくく、結露もしにくい
複合サッシ 外側アルミ×内側樹脂。価格と性能のバランス良

▶️ 防火窓の種類と性能を知るならこちらもチェック


3. 窓の面積と配置

どんなに高性能な窓でも、面積が広すぎると熱損失は大きくなります。逆に、日射取得が得られる南面などには、冬のパッシブ性を高める大開口が有効です。

設計時のポイント:

  • 南面は大きめでもOK(冬の暖房に寄与)

  • 北面はできるだけ小さく

  • 東西は遮熱Low-Eガラスで日射カット


🛠 おすすめの断熱窓メーカーと商品例(2025年版)

メーカー 商品名 特徴
YKK AP APW430 オール樹脂サッシ+トリプルガラス、防火仕様あり
LIXIL EW 高断熱複層ガラス対応、コスパ重視タイプあり
エクセルシャノン トリプルシャノンⅡx 北海道エリアでも導入多数。高性能で実績豊富

🔍 断熱性能の指標:U値とは?

「U値(熱貫流率)」は、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。

窓タイプ U値の目安(W/㎡・K)
単板ガラス 約6.5
複層ガラス(Low-E) 約2.3〜2.0
トリプルガラス 約1.0〜1.5
高性能トリプル×樹脂 0.9以下(欧州基準レベル)

✋ 注意!断熱だけで選ぶと後悔することも

  • 防火地域の場合は防火窓認定が必要になることがあります。

  • 開閉タイプによって気密性の差があるため、FIX窓(はめ殺し)+換気窓の組み合わせがおすすめ。

  • 引き違い窓は断熱・気密が劣りやすい。


📌 まとめ|断熱性・気密性・安全性をバランスよく選ぼう

  • 樹脂サッシ+トリプルガラスがベストバランス(寒冷地向け)

  • 温暖地ではLow-E複層ガラス+複合サッシでも十分

  • 配置や面積の工夫で日射取得・遮熱をコントロール

▶️ 準防火地域での窓選びについてはこちらの記事も参考に

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